みなさん、まだ日本リーグの興奮が冷めやらないのではないでしょうか??
選手の感動のプレーや会場の熱気がすごかった日本リーグ。
見に行ってほしい気持ちが一番ですが、愛知で開催ということで会場に行けない方もたくさんいたと思います。
見に行けなくても、大会の様子や試合の進行をリアルに伝えたいと、
今回サイト上で1ゲームごとのスコア更新やライブ配信、写真のアップなど行いました。
そんな中でも、私個人として一番、注目していただきたかったのが
「ソフトテニススタッツ」でして、、
しかし準備不足で事前になんのご説明もしなかったため、項目の意味やデータの見方がわからず、
なんだこれは。と思った方もたくさんいたと思います、、(まず項目名を日本語にしてくれ!との声も。)
なので今回の大会のデータをもとに、「ソフトテニススタッツ」について熱く語って行こうと思います。
まずこちらは日本リーグ最終戦のNTT西日本 船水・林ペアVSヨネックス 鹿島・柴田ペアのスタッツ。
これを元に見ていきたいと思います。
~項目の見方~
有効なサーブのうちでレシーバーが触ることの出来なかったサーブ。サーバーの得点。
(例)この試合のエースの数は0。ソフトテニスのインドアでエースは少ないですね、、
1stサーブ、2ndサーブをいずれも入れられなかった場合。レシーバー側の得点。
(例)この試合で林選手が1回のダブルフォルト。
1stサーブが入った確率。
(例)この試合の船水選手は73%(8/11)。
1stサーブで得点をとった確率。
(例)この試合鹿島・柴田ペアは55%(16/29)、船水・林ペアは50%(6/12)。
鹿島。柴田ペアの1stサーブは29本入って16ポイント得点を取れたと言う事。確率でいうと55%と言うことになります。
相手の1st Return Points wonと逆の関係になります。
2stサーブで得点をとった確率。
(例)この試合船水・林ペアは20%(1/5)でした。
船水・林ペアの2ndサーブは5ポイント中1ポイントの得点を取れたという事になります。確率で言うと20%です。
相手の2st Return Points wonと逆の関係になります。
1stサーブのレシーブで得点を取ったポイントの事。
(例)この試合船水・林ペアは45%(13/29)。
29ポイントの1stサーブでのレシーブのうち、13ポイントを取れたという事です。
相手の1st Serve Points wonと逆の関係になります。
2ndサーブのリターンで得点を取ったポイントの事です。相手のダブルフォルトでのポイントも含まれます。
(例)この試合船水・林ペアは50%(3/6)でした。
6ポイントの2ndサーブでのレシーブのうち、3ポイントを取ることが出来たと言う事です。
相手の2nd Serve Points wonと逆の関係になります。
ウィナーと読みます。ラリーで相手に触れられないボールで得点を取った場合にそのショットはウィナーと呼びます。
(例)船水選手のウィナーは4ポイントでした。
一言で言うと凡ミス。自らボールをネットにかけてしまったりアウトしてしまったミスをアンフォースドエラーと言います。
相手にミスをさせられていないミス。
(例)船水選手のアンフォースドエラーは1ポイントでした。
連続で取ったポイントの事。ゲームをまたいで集計されます。
短期の対象プレイヤーの勢いを表わすと言えます。
(例)この試合鹿島・柴田ペアは最大6ポイント連続でポイントを取ったという事になります。
全てのポイントのうち、そのペアが取ったポイントを指します。
(例)44%(23/52)
全てのポイントが52ポイントで、そのうち船水・林ペアは23ポイントを取った事を指します。確率にして44%です。
相手のTotal Points Wonは56%ということになります。
そのペアがどれだけゲームを取れたかという確率(数)を指します。
(例)33% (2/6)
この試合船水・林ペアの全てのゲーム6ゲームのうち、2ゲームを取ったので33%となります。
相手Total Games Wonは67%ということになります。
以上が項目の解説です。
今回出したスタッツは、パーセンテージしか出していないのですが、
解説のようにパーセンテージに加えて何本中何本か出したほうがわかりやすいですね、、
今回の反省にして、次回もしやることがあれば表示させるようにします。
この試合のスタッツを見ると、鹿島・柴田ペアのファーストサーブの確率がとてもいいことがわかりますね。
硬式テニスだと、サービスキープが基本ですが、ソフトテニスの特にインドアだと、
レシーブ側に主導権が渡りやすいような気がします。
その中でもファーストサーブ時もセカンドサーブ時も半数、それ以上ポイントしており、
相手のセカンドサーブのときにはしっかりポイントしていますね。
また、ウィナーの数をみると船水・林ペアはとても積極的にプレーしていたことがわかりますが、
ノータッチにはならずとも、少ないミスで堅実な攻めができたのが鹿島・柴田ペア。
2−④という結果ですが、Total Points Wonを見ると大差がないので、
ゲームの中は競っていたことがわかります。
ここだけでは読み取れないこともたくさんありますが、
近年スポーツではデータが当たり前になってきています。
野球の打率やサッカーのボール支配率、ラグビーのディフェンス突破数、、、
もっとソフトテニスでもデータで見て楽しむことができたら良いなと思い、
今回この「ソフトテニススタッツ」を出してみました。
はじめだったので、項目も少なく、見にくいものであったと思いますが、
この選手はこんなにサーブの確率がいいのか!など、
少しでも興味を持っていただけたらとても嬉しいです。
長々と失礼いたしました。
ご意見ご感想もお待ちしております!!!
(こんなのより、早く選手のインタビュー聞きたいですよね。もう少しお待ちを、、、)